目から鱗とはこの事でした。
それはある日のこと。
いつもの様に整体にて施術を受けていました。先生は割とおしゃべりをする方で、同じ院に通っている私のパートナーの話をよくしています。
私のパートナーはかなりの曲者。
惚気話を聞かされてもつまらないと思うので、パートナーのヤバい行動を笑い話にしているからなのか、人には「なんでそんな奴と付き合っているの?」と言われることが多々あります。
その日も、パートナーのヤベー行動について面白おかしく話していたところ、先生から衝撃の事実が…!!
「もしかして、本当にヤバいのイシイさんのメンタルの方なんじゃないですか?笑」
そうなん…?!
「それ、笑い話にしてるのヤバいっすよ笑」
と言われ、目から鱗がポロリ。
今まで「大変な思いしてかわいそう」とか、パートナーに対して「その人ヤバくない?」と言われることはよくあったので、自分はすこぶる普通の側の人間だと思っていました。
「ヤバい奴」と言われたのは初めてです。
これは面白い考え方だなあ〜と感じいりながら、軽くなった身体で帰る道すがら考えてみました。
確かにいつも一緒にいる人に対して「よくそいつと一緒にいるね」と言われる確率とても高くて(むしろ全員言われたような気がする…。)そして相手のヤベー行動に翻弄されつつ、毎回メンタルを強化してここまで乗り切ってきました。
そして毎回そんな人を自分から選んでしまう現実…。
こんな話があります。
人がそばに置く人を選ぶ基準は「自己評価」に基づいているそう。
美人でスタイルが良くて聡明で性格も良くても「私なんて…」と自己評価が低いと、無駄に自己評価が高い変な男と一緒になってしまったり、世の中ではいわゆる「ハイスペック」と言われる男性が自己愛の強い女性に尻に敷かれていたり…。
独断と偏見かもしれませんが、少なくとも私はそんなカップルを結構見かけます。
結局どこかで釣り合いが取れている人を自分で選んで付き合っているのです。
だから私の場合も、私の心の中の「ヤベー」ところが「ヤベー」奴を引き寄せているのかもしれません。
ただ、私自身は断じて「私かわいそう」なんて思っていないし、誰と付き合ったって完璧な人なんていないと思っているので、良い所がその人の悪い所を上回っていればそれで良いのです。
側から見たらアンバランスなカップルでも2人は幸せということは、沢山あります。
もしかしたら2人の中では凹凸が上手く噛み合っているのかもしれませんね。