イシイの日々。

「元気でイイ子」に疲れたイシイ

目が覚めたら

 

最近、突然

 

「目が覚めた」

 

のです。

 

長年誰かに騙されていたとか、そういった類の話ではありません。

 

何だか長ーい夢から覚めたような、そんな不思議な気持ちなんです。

 

では、今まで「どんな夢」の中にいたのか?

 

私は人の目が気になるタイプでした。

子供の頃から何をするにも「こうしたら褒められるかな?」「あれをやったら怒られるかな?」と、常に人からどんなふうに見られるか目線で生きていました。

なので、コミュニケーションもあまり上手くなく「こんなこと言ったら迷惑かな?」と考えて話しかけられなかったり、逆に好きなことになると後先考えず喋り過ぎてしまったり(よくオタク特有の早口になってました…)ウケを狙って喋るので話に矛盾が生じてしまったり、自己嫌悪反省会の毎日。

 

気分が落ち込んだ時は、占いやスピリチュアルを見ていました。目に見えないものの話や、おまじない的なものが嫌いでなかった私は「この辛い出来事にも意味がある」とか「運気の上がる物」を買ったりして元気を出していました。

 

しかし今年、私に人生最大のメンタル崩壊の危機が訪れます。

もうスピリチュアルも自己啓発本も恩師のアドバイスも何も効かず、半鬱状態。死について調べ始める始末。

 

そんな時、以前「人間の食わず嫌い」の記事に書いた昔はよく思っていなかったけど、最近好きになったタレントさんの動画ばかり見ていたのですが、まあそれが、今まで嫌いだっただけあって考え方が全て私の真逆なわけです。

私と違って人に嫌われることを恐れず、人からどう見られるかは考えてはいるけど、それで自分の行動が左右されることはないと言った感じ。スピリチュアルや占いも全く信じておらず、嘘扱い。

 

私はその人の事をとても性格が良くないと感じていたのですが、その人の周りを見るとどうでしょう?沢山の友達や仲間に囲まれているではないですか。

 

「もしかして自分の好きなように生きても意外と人は離れていかないのかも?」

 

自分のこれまでの人生を振り返ってみると、確かに自分の意思で考えて選択してきたはずなのに、よくよく考えるといつも「外側から見た評価」に基づいて行動していたんです。

 

だから喋る前に考えてしまうし、急いで喋らなくてはと思うからしどろもどろになってしまい、結局話している相手は私が何を伝えたいか分からないんですよね。

 

それは私自身が私を見ていなかったからなのです。

 

それを感じてからは、嫌なものは嫌、好きなものはとっても好き、おかしいことはしっかりおかしい、と伝える様にしたんです。

 

 

すると。

 

人と接するのが、とても楽になったんです。

 

 

好きなように振る舞ったからって私のそばを離れる人は誰もいませんでした。

むしろ人が増えたかもしれません。

 

視界が開けたような気がしました。

 

 

「これでいいのか」

 

 

もちろん、礼儀は必要だと思います。

でも、人の目を気にして自分を右往左往させるのはとても苦しかった。

今は生きていて以前よりずっと気が楽です。