イシイの日々。

「元気でイイ子」に疲れたイシイ

早く、ゆったりと生きよ

 

「ゆっくりとゆったりは違う。」

 

私が恩師に言われた言葉です。

 

 

私の恩師は、「え?監視カメラで見てる?」というくらい普段の私の生活をピタリと当ててしまいます。

 

「あなた、朝ギリギリに起きて朝ごはんもろくに食べずに慌てて家を出てくるだろ?行動を見ていればわかる。」

 

時間に遅れた訳でもなく、身なりもきちんと整えて、ダッシュした故の息の乱れも抑え、涼しい顔をして現れているにも関わらずです。恐ろしい。

 

つまり、それが普段の行動や仕事の姿勢に現れているのです。

 

日本語って難しくて、同じ漢字でも違う読み方をしたり、逆に読み方が同じでも漢字が違うと全く意味が変わってきたりします。

 

例えば「早い」「速い」

意味を調べると、

 

【早い】物事を始めたり終わったりする時期や時刻が前である。

【速い】 一定の距離を動くのに要する時間が少ない。

 

と、書いてあります。

 

私は「早い」はタイミング「速い」はスピード、と捉えています。

 

 

それを踏まえて恩師の言葉の振り返ると

 

「あなたは、始めるのが遅い。だから何事も急いで【速く】やらなくてはならなくなってしまう。そうではなくて、【早く】始めてゆったり行動するんだ。そうしたら、慌てふためくことはなくなる。」

 

恩師の言うところの【ゆっくり】とは「タイミングが遅い」事。

 

朝の支度に例えるなら、起きるのが遅く、準備を急いでしなくてはならず、家を出るのがギリギリになってしまう。

仕事ならば、締め切り直前までダラダラし、ヤバい!となってから手をつけ始めるといった感じ。

 

言葉は似ていますが【ゆったり】とは「余裕を持つ」事。

 

前日の夜に次の日の準備をし、朝はやく起きて朝食を済ませ、コーヒーを飲みながら家を出る時間をリラックスに使う。

締め切りの期日に余裕を持って仕事を終わらせ、余った時間は自分の為に使う。

 

だから、「早く」行動を開始する人は【ゆったり】しているので余裕があるように見えて、逆に【ゆっくり】行動を開始する人は「速く」しないとならないので、忙しなく見えます。

そんなに忙しくない人が忙しいアピに勤しんでいる反面、沢山の仕事を抱えているはずの人が、趣味の時間を謳歌してたり時間に余裕があるように見えるのは、「早く」行動開始しているからなんですね。

 

そうするとあら不思議、見た目が逆の印象になるのです。

 

私はその恩師が慌てているのを見た事がありません。それも早く用事をこなして自分の時間を過ごしているからなのでしょうね。

 

まだまだそんな優雅な生活には程遠い私ですが、良い師に出会えたことに感謝しつつ、まずは明日の準備をして、早く寝るところから頑張ろうかしら。

 

ということで

 

おやすみなさい。